文学史 / 古典文学史

演習問題

演習問題

問題1

問題

次の作品を、成立した時代が古い順に並べ替えよ。

『徒然草』 『万葉集』 『源氏物語』 『好色一代男』

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それぞれの成立時代を確認します。『万葉集』は奈良時代(上代)、『源氏物語』は平安時代(中古)、『徒然草』は鎌倉時代(中世)、『好色一代男』は江戸時代(近世)の作品です。時代区分の順序(上代→中古→中世→近世)に沿って並べると、次の順になります。

答え:万葉集 → 源氏物語 → 徒然草 → 好色一代男

問題2

問題

次の作者と作品の組み合わせのうち、正しいものを1つ選べ。

① 清少納言 ―『源氏物語』 ② 紫式部 ―『枕草子』 ③ 鴨長明 ―『方丈記』 ④ 兼好法師 ―『土佐日記』

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①は誤りで、清少納言の作品は『枕草子』です。②も誤りで、紫式部の作品は『源氏物語』です。①と②は、作者と作品が入れ替わってしまっている典型的なひっかけです。④も誤りで、『土佐日記』の作者は紀貫之であり、兼好法師の作品は『徒然草』です。③は正しく、鴨長明が『方丈記』の作者です。

答え:③

問題3

問題

『古事記』の編纂に関わった、誦習(暗誦)を担当した人物と、筆録を担当した人物の名前をそれぞれ答えよ。

答え

誦習を担当したのは稗田阿礼(ひえだのあれ)、筆録を担当したのは太安万侶(おおのやすまろ)。

問題4

問題

平安時代に成立した3つの勅撰和歌集(『古今和歌集』『後撰和歌集』『拾遺和歌集』)を合わせた呼び方を答えよ。

答え

三代集

問題5

問題

『源氏物語』を貫く美意識である「もののあはれ」と、『枕草子』を貫く美意識である「をかし」について、それぞれ簡潔に説明せよ。

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「もののあはれ」は、人生や自然の移ろいに触れたときに感じる、しみじみとした情趣・情感のことです。江戸時代の国学者・本居宣長が、『源氏物語』を評してこの言葉を用いたことで広く知られています。

「をかし」は、物事を明るく知的な視点で捉え、そこにおもしろさ・興味深さを見出す感覚のことです。宮廷生活を鋭い観察眼で描いた『枕草子』全体を貫く美意識です。

答え:もののあはれ=しみじみとした情趣。をかし=明るく知的な興味・おもしろさ。

問題6

問題

軍記物語『平家物語』の文体的特徴を、用語を1つ挙げて説明せよ。

答え

和漢混淆文(和文と漢文訓読調を混ぜ合わせた、力強く格調高い文体)。

問題7

問題

後鳥羽院の命により藤原定家らが編纂した、八代集の最後にあたる勅撰和歌集の名前を答えよ。また、この和歌集で高度に発達した、古い和歌の語句や発想を取り入れて新しい歌を詠む技法を何と呼ぶか答えよ。

答え

新古今和歌集。技法は本歌取り。

問題8

問題

次の説明にあてはまる作品名を答えよ。

「井原西鶴による浮世草子で、金儲けの才覚を発揮する町人たちの姿を描いた町人物の代表作。」

答え

日本永代蔵

問題9

問題

松尾芭蕉が確立した俳諧の作風を何と呼ぶか答えよ。また、芭蕉が晩年に到達した境地を表す美的理念を2つ以上答えよ。

答え

蕉風俳諧。美的理念は「さび」「しをり」「軽み」など(2つ以上でよい)。

問題10

問題

近松門左衛門の浄瑠璃作品のうち、同時代に実際に起きた心中事件を題材とした「世話物」の代表作を1つ答えよ。

答え

曾根崎心中