古典(古文) / 助詞・敬語

演習問題

演習問題

問題1

問題

次の文の傍線部「の」の用法を、主格・連体修飾格・同格・体言の代用から選べ。

「かの木枯れたるを見て、心細く思ひけり。」

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「かの木の枯れたるを見て」は「かの木枯れているのを見て」と、「の」を「が」に置き換えて意味が通ります。

答え:主格

問題2

問題

次の文の傍線部「ば」が仮定条件・確定条件のどちらかを答え、理由も述べよ。

「風吹か、船出ださじ。」

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「吹か」は四段動詞「吹く」の未然形です(已然形なら「吹け」)。未然形に「ば」が付いているので仮定条件です。

答え:仮定条件(「吹か」が未然形であるため。もし風が吹いたら、船を出すまい、の意味)

問題3

問題

「花散りける。」の文について、①係助詞はどれか、②結びの語とその活用形を答えよ。

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①係助詞は「ぞ」です。②「ぞ」の結びは連体形になるので、「けり」の連体形「ける」が結びです。

答え:①ぞ/②ける(連体形)

問題4

問題

「これほど見事な細工物を、誰が作ったというのだろうか、いや、そんなはずはない」という趣旨の文「かかる見事なる細工、誰か作りけん。」の傍線部「や」は、疑問・反語のどちらか。

答え

反語(「誰が作ったのだろうか、いや、そんなことはあるはずがない」という強い否定の意味を表しているため)

問題5

問題

次の敬語動詞を、尊敬・謙譲・丁寧のいずれかに分類せよ。

①おはします ②申す ③侍り(丁寧の意味で) ④思し召す

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①「おはします」は「あり・行く・来」などの尊敬語なので尊敬。 ②「申す」は「言ふ」の謙譲語なので謙譲。 ③「侍り」を「ございます」の意味で使う場合は丁寧。 ④「思し召す」は「思ふ」の尊敬語なので尊敬

答え:①尊敬/②謙譲/③丁寧/④尊敬

問題6

問題

「中納言、帝に文を奉り、御返事を給はりて、いみじく喜び給ふ。」について、①「奉り」は誰への敬意か、②「給はり」は誰への敬意か、③動作主は誰かを答えよ。

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①「奉る」は「与ふ」の謙譲語で、動作の相手である帝への敬意を表します。 ②「給はる」は「受く」の謙譲語(いただく)で、これも文を差し出す相手、つまり帝からいただくという場面なので、帝への敬意を表します。 ③文全体の動作主は中納言です。中納言が帝に文を差し上げ、帝から返事をいただき、たいそう喜んでいる、という一連の流れです。

答え:①帝への敬意/②帝への敬意/③中納言

問題7

問題

「その院、南殿に出でさせ給ひて、御遊びありけり。」の傍線部「させ給ひ」について、①この表現の名称、②これが使われる対象となる人物の身分を答えよ。

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①尊敬の助動詞「さす」+尊敬の補助動詞「給ふ」の組み合わせで、二重敬語(最高敬語)と呼ばれます。 ②二重敬語は、天皇・皇后など、その文章中で最高位の人物にのみ使われます。

答え:①二重敬語(最高敬語)/②天皇・皇后など最高位の人物

問題8

問題

「女房、御前に候ひて、琴を弾き給ふ。」について、①「候ひ」は謙譲語・丁寧語のどちらか、②「給ふ」は誰への敬意かを答えよ。

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①「御前に候ひて」は、身分の高い人のそばに控えている、仕えているという動作の意味が生きているので謙譲語です。 ②「給ふ」は尊敬の補助動詞で、動作主である女房への敬意を表します。

答え:①謙譲語/②動作主である女房への敬意