漢字・語彙・文法 / 漢字の読み書き

頻出解法パターン

パターン1: 同音異義語を文脈で見分ける手順

こんな問題で使う

同じ読み方をする複数の漢字候補から、文脈に合う1つを選ぶ問題。

解法の手順

  1. 傍線部の前後を読み、その言葉が「何をすることか」「何についての話か」を確認する。
  2. 読みが同じ漢字の候補を、意味ごとに思い浮かべる。
  3. それぞれの候補を実際に文中に当てはめてみて、意味が自然に通るかを確かめる。
  4. 迷ったときは、その語がよく使われる決まった言い方(コロケーション)を思い出す。

具体例

「イギ」であれば、「反対する」内容なら異議、「価値・意味」の内容なら意義、「別の意味」の内容なら異義、というように、前後の文脈が示す方向性に合わせて選ぶ。

パターン2: 同訓異字を対象から見分ける手順

こんな問題で使う

同じ訓読みを持つ複数の漢字候補から、文脈に合う1つを選ぶ問題。

解法の手順

  1. その言葉が結びついている対象(目的語や主語)が何かを確認する。
  2. 対象の種類(重さ・時間・長さ・学問・お金・組織 など)によって、使われる漢字が変わることを思い出す。
  3. 候補となる漢字を、対象ごとに整理して当てはめてみる。
  4. 前後の文全体を読み直し、不自然でないかを確認する。

具体例

「はかる」であれば、対象が「体重」なら量る、「時間」なら計る、「距離」なら測る、「解決策・計画」なら図る、というように、対象の種類で漢字を決める。

パターン3: 部首から漢字を絞り込む手順

こんな問題で使う

音を表す部分が共通していて形の似た漢字(講・構・購 など)を、正しく書き分ける問題。

解法の手順

  1. 熟語全体の意味を確認し、それがどの分野(言葉・木材や建物・お金・水 など)に関係するかを考える。
  2. その分野に対応する部首(言・木・貝・氵 など)を思い出す。
  3. 音を表す共通部分に、その部首を組み合わせた字を書く。
  4. できあがった熟語が、実際に意味の通る言葉になっているかを確認する。

具体例

「コウ入」であれば、「お金を払って手に入れる」という意味なので、お金に関わる部首「貝」を選び、「購入」と書く。

パターン4: 字形の似た漢字を、代表的な熟語から判断する手順

こんな問題で使う

「未・末」「己・巳・已」のように、形が似ていて紛らわしい漢字を書き分ける問題。

解法の手順

  1. 迷っている字が使われている熟語を確認する。
  2. その字を含む、自分がよく知っている代表的な熟語(例:自己、巳年、已然形)を思い出す。
  3. 代表的な熟語の意味と、問題文の意味が一致するかどうかを確かめる。
  4. 一致する熟語に使われている字の形を、そのまま書き写す。

具体例

十二支の「み」を書きたいときは、代表的な熟語「巳年」を思い出し、そこで使われている「巳」の形を書く。